プログラム/Program

「水の節」 2009年10月16日(金)~18日(日)

※2月空の節の詳細はその都度チラシ、HPでお知らせします。
※プログラムは変更となる場合があります。また、会場の明記がないものは後日発表。最新情報は、ウェブサイトにてご確認下さい。
※山間部のため、朝・夕は冷え込みますので、寒さ対策をお忘れなく!


10月16日(金)

秋の農事09:00 秋の農事…稲のハゼ干し、米・大豆の脱穀ほか
8月13日〜16日のダンス白州「火の節」では、晴天に恵まれ花を咲かせた稲穂の中、田の草取り、畦の草刈り、虫送りを行いました。そしてまもなく秋の農事・収穫が始まります。9月中旬には稲刈りをし天日干しでゆっくりと水分を蒸発させた後、稲の脱穀を行います。脱穀作業で稲を干すハゼ掛けの風景を、この地区では「牛の背」と呼んでいますが、地域によって様々な手法があるそうです。今回は、日本各地に伝わるハゼ掛け、稲の脱穀、冬の味噌造りのための大豆の脱穀、栗林のイガを集め焚き火を行う作業等を行う予定です。そして18日の大昼食会では、農事に参加して下さった皆さんと共に、新米や秋の収穫野菜を味わえたらと考えています。長靴、よごれてもいい服を持参の上、ご参集下さい。
※今後の天候次第でその時行う農事は変わります。


田中泯13:00 田中 泯 場おどり 会場:盛土舞台
http://www.min-tanaka.com/

佐成哲夫15:00 おどり 佐成哲夫
1992年多摩美術大学入学以後、演劇を中心にダンス、映像などを学ぶ。作品の創作以外に野外、ギャラリーなどでのパフォーマンス、ダンサーとして他作品への出演、演劇作品や映像作品への振付等を行っている。四節通して参加中。
コメント:秋の白州、全力で身体をほうり投げてみたいと思う。


17:00 日本の「まつりと水」 話:笹本正治(歴史学)
甲斐国(現在の山梨)を本国とした戦国大名武田氏の研究家であり、山村史を主軸とした研究活動を行っている笹本氏による、日本各地に残る祭り文化と伝統について。


宵みやの集会19:00 「宵みやの集会」
世話人:田中泯 ゲストあり
祭りの前夜、ゲストを招き、食事をとりながら皆で語り合います。歴史を紐解く愉快な語りに、ぜひご参加下さい。


 

10月17日(土)

09:00 秋の農事
前日に引き続き、秋の農事を皆さんと共に行います。


田辺知美午前 おどり 田辺知美
大学在学中に踊りを始める。神領国資、大森政秀に師事。1987年、舞踏新人シリーズ・テルプシコール、1989年〜ダンス白州に参加。1997年〜ソロ金魚鉢シリーズ公演を行っている。日頃は、助産師をしている。
コメント:秋に白州で踊るのは初めてです。紅葉や少し冷たい空気に腐蝕されて私も染まろう!と思っています。

12:00 「歌、野に放たれる」 吉川真澄(ソプラノ) 
会場:田の畦にて

岸和田生まれ。相愛大学音楽学部声楽専攻卒業。桐朋学園大学研究科声楽専攻修了。これまでにオペラ「魔笛」のパパゲーナ役、「チェネレントラ」のクロリンダ役や「メサイア」「浄土」のソリストを務める。また、高橋アキピアノドラマティック、アンサンブルノマド定期演奏会、サントリーサマーフェスティパル、小値賀国際音楽祭等に参加し、歌曲、オペラ、新作初演など幅広く活動し高い評価を得ている。今年6月には、静岡音楽館AOIコンサートシリーズ・世界初演オペラ「ポポイ」(間宮芳生作曲・田中泯演出)にて入江舞役で出演し、好評を博した。第7回松方音楽大賞受賞。16年度文化庁国内芸術インターシップ研修生。
http://music.geocities.jp/yoshikawa_m_sop/


武内靖彦15:00 おどり 武内靖彦 会場:芸能舞台
自主舞踏公演(シリーズ・光と闇の教室、重力の都、素型原寸考など)を軸に、海外招待公演、国内フェスティバル、プロデュース作品など多数参加。今年のダンス白州では、土の節、火の節に引き続き参加だが、ソロ公演としては初参加。
コメント:八月「火の節」の折、田辺知美さんが芸能舞台で踊るのを観た。ほぼ、毎年白州へは来ているが、見ているようで、見えていない事はままあるもので、この芸能舞台に「橋掛かり」が付いている否、「橋掛かり」に舞台が付いているように見え、それこそ「我、発見せり!」と小躍りした。いったい何を見、何を発見したのか? 自身興味の尽きぬ「橋掛かり」ではある。


菊地びよ17:00 おどり 菊地びよ
その場の背景をひも解くことや、そこにともに在るということに関心を持ち、身体を試行錯誤させている。
ソロ活動とともに舞踏舎<ココ●テン>、body dialogue space体和舎を主宰。美術や詩、音楽等のアーティストとのコラボレーションや日常的な場でのパフォーマンスも行う。今年は、土の節に続き、2度目の公演。
http://wind.ap.teacup.com/biyo/
コメント:自然とともに在るようで飲み溶け込まれてしまうその前に、このひとつのからだをその場から何とか感覚し掴んで、その場へ放ちたいと思っています。


劇団東京乾電池19:00 劇団東京乾電池「秘密の花園」
会場:原口典之美術作品「物性 No.11 白州」(1988, 水の舞台)
作:唐 十郎 演出:角替和枝
出演:いちよ・もろは=高尾祥子、アキヨシ=戸辺俊介、大貫=谷川昭一朗、かじか=田中洋之助  中年男=柄本明

「何がやれる 何が出来る そんな事ではない ただ ココロザシ が 白州 にある」(柄本明)
http://www.tokyo-kandenchi.com/


 

10月18日(日)

09:00 秋の農事
前日に引き続き、秋の農事を皆さんと共に行います。


上村なおか午前 おどり 上村なおか
身体の発見と冒険をキーワードに'95年より自作ソロダンスを発表。国内外で他ジャンルのアーティストとの協働作業やワークショップ、振付や共作にも果敢に挑んでいる。四節通して参加中。
http://www.naoka.jp/


大昼食会12:00 松尾神社御神楽保存会 遠山吉雄
「鈿女(ウズメ)の舞」
会場:田の畦にて

大昼食会


櫻井郁也14:00 おどり 櫻井郁也
1964年、奈良に生まれる。日大芸術学部映画学科卒。笠井叡に師事、作品アシスタントを経て、初のダンス作品「深き淵より−霧 / 雨ノ木」を発表。97年、美術の櫻井恵美子と共に「十字舎房(cross-section)」を設立。以後、共同で創作活動を行い、フェスティバル参加などの他、毎年自主公演を継続。2006年、ポルトガル2都市にて招待公演、ワークショップを行う。公演活動の他に、オイリュトミー・舞踏などのクラス開催、NHKでの番組振付、専門学校での指導など。今年11月には、東京planBで新作ソロ公演を開催する。
http://www003.upp.so-net.ne.jp/juuji/
コメント:ここ白州での踊りは一回一回がワクワクする。新しい旅の出発のように。背に降り積もったホコリどもが吹き飛ばされてしまうのか、空気やら温度やらにむしゃぶりつくように、進め進めとカラダが遊びはじめる。ハッハッと息する愉快。ただただ動く愉快。うんと困り果てる愉快。すっころぶ愉快。思いさえ空の微塵と消える。そう、消えちまえ。からだにはからだの思いがあるから。季節を放射する、草の眼や石の眼が、じっとみつめている。みつめられながら、からだの中にも季節が紡がれてゆく。内部に暑気をはらみ、寒気を吹きすさびながら、からだは、その主に反乱を企ててゆく。いよいよ三節目、はやく踊りたい。秋空と踊り戯れる贅沢を、たっぷりと分かち合いたい。


玉井康成16:00 おどり 玉井康成
1985年より白州町に移住。田中 泯主宰の舞踊団、舞塾・桃花村の公演に出演。ソロ公演、野外パフォーマンスも行う。地元っ子ダンサーと呼ばれることを打破すべく、夏のダンス白州に挑む。
コメント:夏のやり散らかし、やり残しを再挑戦します。どんなトリックスター登場となるか、ご期待ください。


火・劇19:00 水のパフォーマンス「水・劇(スイ・ゲキ)」
演出:田中 泯 
会場:栗林周辺
変幻自在に表情を変える火のあかりと満天の星空のもと行われた夏の「火・劇」に次ぐ、新たな幻想世界!必見です。

終演後、打ち上げパーティー


 

●美術家・原口典之氏の作品展示は「水の節」会期まで延長!

会場:グラスハウス、栗林
夏に続き、「Phantom」(2009)、「Rubber」(2009)の展示を行っております。この機会をお見逃しなく!

 

●子供の体験疎開

親から離れた生活、大人と一緒に仕事をし、くたくたになるまで遊ぶ。今年は四節になったダンス白州、年間通しての農作業と遊び。(父兄にはダンス白州ご理解のため、支援会員に入って頂きます)。
期間=10月16日〜18日、2010年2月12日〜14日
リーダー=田中 立ほか 定員=常時25名余 対象=小2(応相談)〜中2
参加料=1日あたり2千円(宿泊・食費込)1日から参加可
<お問い合わせ先> 担当:田中 立 TEL:090-9334-6493


<次回予告>
冬の「空の節」は、2010年2月12日(金)〜14日(日)の日程で開催! 桃花村舞踊団公演、奥三河の花祭り、大マラソン大会、遠藤利克(美術家)によるワークショップ、黒川芳朱映像インスタレーション等、極寒の澄んだ空のもと、まつりを行います!

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水の節 チラシ表面(228KB, JPEG)

チラシ表

水の節 チラシ裏面(633B, JPEG)